Q.この度TVCMでご覧になられて驚いた方も多いと思うのですが、院長、頭を丸坊主にされましたよね?

院長:はい。今年の11月7日、私は浄土真宗の得度式に臨み、正式に仏門に入りました。

Q.そうなんですか。その経緯とは何だったのでしょうか?

院長:肉体ばかりではなく、精神面のケアもして行きたいという気持ちからです。

「YES! 高須クリニック」。これは私どものTVCMのメインメッセージです。
これは、「患者様のご希望通り、可能な限りお答えする」という、我がクリニックの使命とも言うべき考え方です。
他院では断られてしまうような手間のかかる大変な手術も、私たちは出来る限りお受けしています。
もし当院が断ってしまったら、悩んでいる患者様を誰も救うことは出来ません。
当院を信頼してくださっている患者様を、決してお断りしてはいけない。
どんなに困難な手術でも受ける、高須クリニックは美容整形業界の
「かけ込み寺」でありたい。

2010年は、長年のパートナーだった妻と医術の大先輩として尊敬もしていた母を亡くし、さらにそれを追うように愛犬までもがこの世を去り、そのためしばし放心状態となっていました。 そんな最中、3月11日の東日本大震災があったのです。

未曽有の災害と被災された方々の苦渋を前に、まず行動すべきと火が付きました。
病院の同僚、昭和大学の後輩たちにも協力を頂き、気が付けば被災された方々へのボランティア治療に突っ走っておりました。
高須クリニックにいらっしゃられる方の治療は無料、そして、東松島、石巻、福島に往診にも参りました。
不眠不休で働きましたが、その中で人の役に立つ喜びと医局に入ったばかりの若き日の情熱が身体を突き動かしていました。
被災地に何度も行くうちに、震災に遭われた方々と向き合う必要があると感じ、仏教を学び、念願の僧侶の資格をとり「釈克念」の名を頂きました。
まだまだ復興も緒についたばかり、釈克念の被災地支援はこれからも続きます。

僧「釈克念」として、医師、高須克弥として出来る限りのことをこれまで以上にやっていこうと決心を致しました。